2017年1月15日日曜日

小正月

平成29年丁酉年が明け、早半月が経ちました。遅くなりましたが本年初めての“みすゞブログ”更新です。
さて、1月7日までを松の内といいますが、古くは1月15日までとされていました。
一年の最初の満月を正月のはじまりとしていた名残から、この時期を「小正月」と呼ぶようになったといわれています。これは元々、満月である15日が月の始まりとする考えに由来します。

              ※社殿前には水引で作られた松飾りと干支の置物をお飾りしています

2016年12月16日金曜日

一つの経験を胸に


先日、研修で関西へ訪れ、住吉大社に正式参拝の後、帯ができるまでの工程を見学に行ってまいりました。今回は、腹帯を作って神社へ納めていただいている場所での貴重な体験をお話し致します。

~帯ができるまで~
はじめに腹帯を作る工程を簡単に説明しますと、まず糸を紡ぎ生成りの布へと織られ、その後水で晒らして干し、腹帯の形にしていきます。
やわらかな風合いを出すために、機械を使わず、一本一本丁寧に巻いて折りたたむ手作業での仕上げは、担当の女性の方が一人で行っています。 

2016年12月1日木曜日

神様との懸け橋 "鈴の緒"

師走朔日、今年も残すところ一か月となりました。
さて、皆様がお参りに来たことを神様へ知らせる為に鈴を鳴らしますが、その鈴に下がっている紐を「鈴の緒」と申します。水天宮の腹帯「御子守帯」もまた鈴の緒といい、その歴史は江戸時代まで遡ります。
 
 赤羽根の久留米藩上屋敷内に水天宮が鎮座していた頃より、鈴の緒には晒が使われておりました。当時、鈴の緒のおさがりを腹帯としてお使いになった方が、殊のほか安産であったことから、たちまちこの評判が人づてに広まりました。
爾来、鈴の緒と同じ生成りの晒を戌の日早暁ご祈祷し、安産御守として皆様にお分かちしております。

2016年11月15日火曜日

献茶祭のご報告

小春日和の佳き日が続いております。境内も多くの七五三詣のお子様で賑わっております。
さて、去る11月3日に献茶祭を斎行致しました。当日は、表千家若宗匠千宗員様ご奉仕により薄茶と濃茶が点てられ、御神前にお供え申し上げました。

2016年11月1日火曜日

豊葦原水穂国

昨日はハロウィンということで、都内各所では仮装した若者達で賑わっていたようです。ハロウィンは古代ケルト民族の収穫祭が起源といわれています。

日本でも11月23日に全国の神社で新穀感謝のおまつりである「新嘗祭」(にいなめさい)が行われております。この日、宮中では天皇陛下が神々に新穀を捧げ、御自らもお召し上がりになります。
 また、日本神話の中で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)から孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)を通じて日本へ稲作文化が伝えられたことが記されています。

日本人の主食であるお米は、神道において最も重要な食べ物と位置付けられているほどです。
毎朝の神様への食事のお供え(日供)では、先ず最初には必ずお米がお供えされます。当社では神様へお供えしたお米は、お下げした後に小さな包みに入れ、「御饌米」として御朱印をお受けになった方等にお分けしております。これは、神様へお供えしたものを皆で分け合って頂戴する「神人共食」と云われ、神様のおちからを頂き、ご加護を授かることができるとされてきました。

11月23日は、日本人としてこの国が悠久にそして豊かに稲穂の実る国であることに感謝したいですね。

※表題の「豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)」は、稲が豊かに実り栄える国という神話にある日本の美称です。

2016年10月15日土曜日

神社と結び


 様々なこと取り組むには最適なこの季節。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今、たち巫女の間で話題となっていのは記録的に大ヒットしている映画と共に、 
の作品の中にでてくる「神社」「結び」についてです。

この作品では、映像美の素晴らしさはさる事ながら、「神」「人」・「時間」・「命」のつながり、日本の伝統工芸である組紐等を通じて、「むすび」巧みに表現されております。
神道において「むすび」は、「産霊」「魂」等と表記され、「カミムスヒ」、「タカミムスヒ」の神様としてあらゆるものを生み出す力をもってらっしゃいます。 


2016年10月1日土曜日

尊い御守

早いもので、新しい社殿で皆様をお迎えするようになり半年がたちました。
御妊婦様はじめ多くの皆様がお参りされ、御守をお受けになります。御守を受け取った皆様の嬉しそうな姿を見ると、こちらも温かい気持ちになります。
しかし最近では、一度お受けになった御守を取り替えたいとおっしゃる方がいます。
御守には神様の御霊(みたま)が宿っており、尊いものです。一度どなたかへおわけした御守は、やはり別のものがよかったのでと返されたとしても、それを他の参拝者へおわけすることはできません。お店で扱っている商品とは異なりますので、交換・返品は致しかねます。
御心のままにお受けした御守は、お願い事が成就するまで大切にお持ち頂ければと思います。